Gmailの署名、毎回手動で変えるの面倒だと思いませんか?
本記事では、Google Apps Script(GAS)を使ってGmail署名を自動で切り替える方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
ビジネス・プライベート・曜日別など、複数の署名をスマートに管理しましょう。
目次
この記事でわかること
- Gmail署名を自動で切り替える方法(GASスクリプト付き)
- 曜日ごとに署名を変更する実用的なスクリプト
- スクリプトを毎日自動実行するトリガーの設定方法
- スプレッドシートとの連携による応用方法
- Gmail署名の自動切り替えに関する注意点と対策
Google Apps Scriptとは?
Google Apps Script(GAS)は、Googleが提供する無料のクラウドベースのスクリプト環境です。
Gmail、スプレッドシート、カレンダーなど、Googleの各種サービスを自動化できます。
GASについてはこちらに記事でも紹介しています。
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GASでGmail署名自動化することのメリット
Gmailを使っていて、以下のような悩みはありませんか?
- 平日と休日で署名を使い分けたい
- 複数の役職・プロジェクトで署名を切り替えたい
- 手動変更が面倒で、つい忘れてしまう
そんな悩みをGoogle Apps Script(GAS)がすべて解決してくれます。
GASでGmailの署名を自動で作成・切り替えする方法
1.GASスクリプトエディタを開く
または以下の手順でも開けます:
- Googleドライブを開く
- 「新規」→「その他」→「Apps Script」をクリック
2.GASでGmailの署名作成と切り替えをするサンプルスクリプト
サンプルスクリプト
function setSignatureByDay() {
var signatureWork = "山田 太郎<br>営業部<br>株式会社サンプル<br>yamada@example.com";
var signatureWeekend = "山田 太郎<br>プライベート用<br>yamada.personal@example.com";
var today = new Date();
var day = today.getDay(); // 日曜: 0, 月曜: 1, ..., 土曜: 6
if (day === 0 || day === 6) {
GmailApp.setSignature(signatureWeekend); // 土日はプライベート署名
} else {
GmailApp.setSignature(signatureWork); // 平日はビジネス署名
}
}
3.トリガーで自動実行を設定
- スクリプト画面上部の「時計マーク(トリガー)」をクリック
- 関数:
setSignatureByDay
を選択 - イベントタイプ:「時間主導型」→「日付ベース」→「毎日 午前9時」などを設定
- 保存すれば完了
応用:スプレッドシートで署名を管理・切り替え
以下のようなことも可能です:
- 複数の署名をスプレッドシートに登録
- プルダウンメニューで署名を選択して即時反映
- プロジェクトごとに署名を自動切替
GASでGmailの署名を自動化する時の注意点
- 初回実行時は認証が必要:スクリプト実行時にGoogleアカウントへのアクセス許可が求められます。
- Gmail設定画面に署名が表示されない場合があります:送信メールには正しく反映されるのでご安心ください。
- スマホアプリでは反映されないことも:Gmailアプリでは署名が個別設定となるため、必要に応じて手動設定を。
- Google Workspaceでは管理者制限がある場合も:スクリプトの実行がブロックされることがあります。管理者に確認してください。
- 複数アカウントでは個別設定が必要:Googleアカウントごとにスクリプトを設定してください。
まとめ:GASでGmail署名の管理をもっとスマートに
Google Apps Scriptを使えば、Gmailの署名管理は自動・効率化できます。
手間を減らし、仕事や連絡の質を向上させましょう!