Google Apps Script(GAS)を使えば、Gmailのラベルを自動で作成・管理・削除することができます。
この記事では、GASによるGmailラベル操作の基本から具体的なコード例、実務への応用方法まで、わかりやすく解説します。
目次
この記事でわかること
- Gmailのラベル機能の基本とメリット
- Google Apps Script を使ったラベルの作成・削除・取得方法
- メールへのラベル追加・管理の自動化手順
- 業務効率化に役立つ応用アイデア
Gmailのラベルとは?フォルダとの違いと使い方
Gmailの「ラベル」は、メールを分類・整理するためのタグ機能です。フォルダと違い、1通のメールに複数のラベルを付けることが可能です。
ラベルの主なメリット:
- メールの分類を柔軟に行える(例:「仕事」「プロジェクトA」「請求書」など)
- 色分けで視認性アップ
- フィルタ機能と併用すれば自動振り分けも可能
Google Apps Script(GAS) の準備方法
- Google Apps Script エディタ にアクセス
- 新しいプロジェクトを作成
- スクリプトエディタにコードを記述
- 初回実行時にGmailへのアクセス権限を許可
GASでできるGmailラベル操作
- ラベルの作成(
createLabel()
) - ラベルの取得・一覧表示(
getUserLabels()
) - メールへのラベル付け(
addLabel()
) - ラベルの削除(
deleteLabel()
)
Gmailラベルを新規作成する
function createLabel() {
const labelName = '自動作成ラベル';
const label = GmailApp.createLabel(labelName);
Logger.log('ラベルを作成しました: ' + label.getName());
}
未読メールにラベルを追加する
function addLabelToUnreadMails() {
const label = GmailApp.getUserLabelByName('重要');
const threads = GmailApp.search('is:unread');
threads.forEach(thread => {
thread.addLabel(label);
});
Logger.log('未読メールにラベルを追加しました。');
}
GASですべてのラベルを一覧表示する
function listLabels() {
const labels = GmailApp.getUserLabels();
labels.forEach(label => {
Logger.log(label.getName());
});
}
GASでラベルを削除する
function deleteLabel() {
const label = GmailApp.getUserLabelByName('古いラベル');
if (label) {
label.deleteLabel();
Logger.log('ラベルを削除しました。');
} else {
Logger.log('指定されたラベルが見つかりませんでした。');
}
}
応用アイデア
- 定期的にメールを自動分類(例:毎週月曜に1週間分のメールを処理)
- 特定のキーワードに応じて自動ラベリング
- ラベルごとのメール件数を自動レポート化し、Google Sheets に記録
- ラベル別のアーカイブ処理で整理整頓
まとめ
Google Apps Script を使えば、Gmailのラベル管理を自動化し、日々のメール整理を効率化できます。
まずは紹介したサンプルコードを試してみて、自分の業務に合った自動化にチャレンジしてみましょう!
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